四季通り商店街

YAOYA「これからもさらに世界でやっていきたい」

YAOYAさんの「ものづくり」

YAOYAさんのお話に戻りますが、リメイクとオリジナルをされていますよね。リメイクは持ち込みされたものをリメイクするのですか?

YAOYAのお店の2階が古着屋で、そこで古着を仕入れて売れないものを着てもらえるように作り直すことをしています。

リメイクに関しては、古着屋さんでリメイクもやっているところは意外とたくさんあるのですが、多分どこよりも、僕が1番綺麗に作ると思っています。
リメイクだからこそ綺麗に作ることにこだわっています。

少し話が戻りますが、専門学校でスタイリストの勉強をされていたときに、縫製についても学ばれていたんですか?

学校では、縫製については大まかにこういうふうに洋服ができるんだよというくらいの授業しかなかったので、完全に独学です。

独学!

セネガルで仕立て屋さんが洋服を作っているところを見ていたりはしていましたが、その時はまさか自分が作るとは思ってはいなかったです(笑)
自分で洋服をちゃんと作り始めたのは、宮崎県に帰ってきてからなので、まだ1年くらいですね。

お店にはお洋服を何点ほど出しているのですか?

自分の作った洋服は常に30着くらいは出していて、ほぼ一点物です。

YAOYAのロゴが入ったトレーナー

オンラインショップに載っているものと店頭に並んでいるものは同じですか?

違うものもあります。

本当はもっとオンラインショップに力を入れるべきかもしれませんが、せっかく宮崎県でやっていますし、スタイリストとしても直接来ていただきたいという思いもあります。
なので新しいものは、お店に来て見ていただければと思います。

辛いと思ったことはなかったですか?

全然ないですね。
僕は洋服で良かったんだなと思います。

まさにこれこそが天職ですね!

YAOYAさんのディスプレイ

YAOYAさんの「これから」

これからさらにたくさんのファッションを発信していかれるYAOYAさんですが、今後の展望をお聞かせください

ニューヨークでも自分のファッションが発信できるようになっているので、これからもさらに世界でやっていきたいです。
なので今はとにかくたくさんのものをインプットして、タイミングが来たらアウトプットしようと思っています。

これからのご活躍がとても楽しみです!最後に、この街についてはいかがでしょう

若い方たちが集まってくれる場所になれるといいですよね。
僕は洋服のことしかできないので、ファッションに興味がある方や、おしゃれな方たちが集まってほしいです。
おしゃれをして出かけたくなるような街にしたいですね。

あと商店街でもイベントをやられていますが、今まで全く出店していなかったんです。
今後はもっとみんなに知ってもらうためにも参加してみたいと思っています。

様々なテイストのファッションを経験してこられていますが、イベントではストリートファッションを出されますか?

少しテイストを変えたいとは思っています。
お店に並んでいるものより、一般の方々も着やすいようなものを準備できればと。
やはりみんなにオシャレやファッションを楽しんでほしいという思いが強いので、徐々にストリートというよりは、たくさんの方にとっても親しみやすいお店にしていってもいいのかなと思います。

お店の中から見える景色

街ぐる取材班 編集後記

髙森 涼

ライター
髙森 涼

店先に小さく「野菜は無いです。洋服しかありません。」と書かれた不思議なお店。
野菜の模型が散りばめられた店内に並ぶ、「旬」のロゴがついたお洋服は、その国や土地の人たちに愛されるファッションでした。

ぜひこの機会に、ご自分に似合うお洋服をスタイリストに見繕っていただいてはいかがでしょうか。

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