四季通り商店街

Aqua Nail「ネイルアートの魅力は芸術を持ち歩けること」

Aqua Nail「ネイルアートの魅力は芸術を持ち歩けること」

宮崎市の四季通り商店街にたたずむネイルサロン「Aqua Nailアクアネイル」さん。絶妙なカラーリングや、高い技術が冴える繊細な手書きアート・立体的なネイルには、知る人ぞ知る定評があります。
今回は、そんなAqua Nailさんならではの“こだわり”について、代表のmiyoミヨさん(写真:右)にお話を伺いました。

Aqua Nailさんの「はじまり」

AquaNailの店内

Aqua Nailさんは、ここ四季通りにネイルサロンを出されてどのくらい経ちますか?

2023年6月2日で11周年を迎え、12年目に入ったところです。

場所を四季通りに選んだのには、何かこだわりがあるのですか?

とてもあります!

少し重たい話になるのですが、実は以前働いていた会社が、トラブルで突然倒産するという出来事がありました。事情があり社長は不在で、私は当時、会社の管理職的な立場だったので、倒産後の対応をほぼ1人で背負っているような状況でした。

身を削るような日々を送る中、街の方々が「あなたは何も悪くない」と、さまざまな手を貸してくださったり、差し入れをくださったり、本当に親身になってくださったんですね。だから「ここを離れたくない」という思いがありました。

街の人たちへの思い入れが深かったのですね。

はい。会社の処理や残った従業員の就職先など、そういったことが片付いたら「ここで何かをやろう」と漠然と考えていました。

ちょうど30歳を迎える歳だったし、ずっと管理職をやっていて、今から新入社員として入るのもしんどいかなって。そもそも若草通り周辺のお店自体が、社員を雇用するのではなく1人で経営しているお店が多かった。だから、自分で何かお店をやるのがいいんじゃないかと思ったんです。それこそ、洋服が好きだし洋服屋でもしようかなって当時は考えていました。

そこからどのような経緯でネイルサロンをやろうということになったのですか?

倒産した会社はネイルサロンも経営していたのですが、当時は15人のネイリストを抱えていました。彼女たちの就職先の世話をしていたのですが、その1人がoshiオシ(現在のAqua Nailスタッフ)で、ちょうどそのときは産休に入っていて職場復帰する予定になっていました。私がoshiに「自分で何かお店をやろうと思っている」と話したら「ついて行きたいです!」と言ってくれたんです。

2人でやるなら洋服屋さんでは売上的には厳しいかもしれないと思い、それならネイルサロンをやろうかってことになりました

miyoさんはそこからネイルを学び始めたんですか?

実は、私は当時サロンの接客指導や商材の営業などをやっていたのですが、ネイリストの人手が足りなくなってしまったときに「私もできたらいいのに」と思ったことがあったんです。そしてやってみたら、できてしまったんです、全部。仕事柄ネイルに関する知識だけは頭にしっかりと入れていたので“あとは手を動かすだけ”といった感じだったんですね。

そんな感じで、oshiと2人でネイルサロンをすることにはなったのですが、2人ともどうしてもネイルをやりたかったわけではなく「とりあえず3年くらい続けてみて、その間にお互いにやりたいことを探そう」そんな感じのスタートでした。

最初は四季通りの小さな一画で始めたのですが、少しだけ広い所へと移転したのが現在の店舗です。

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