四季通り商店街

YAOYA「これからもさらに世界でやっていきたい」

YAOYA「これからもさらに世界でやっていきたい」

宮崎市中心市街地にある四季通り商店街にお店を構える「YAOYA
やおや

」のディレクター 坂田 洸奨
さかた こうしょう

さんに取材させていただきました。
お店は土日限定でオープンし、「YAOYA」さんなのにお店に並ぶのは野菜ではなくお洋服。
さらにディレクターの坂田さんは、とてつもない経歴をお持ちの方でした。
ファッション好きな方は必見です!

「YAOYA」とは

お洋服屋さんで「YAOYA」というお名前はとても印象が強いのですが、由来を教えて下さい

僕が海外でずっとアパレルの仕事をしていたことと、宮崎県から海外へ向けて、また新たにやっていきたいという気持ちから、日本っぽい名前をつけたいと思っていました。

YAOYAさんのロゴは、もしかして「旬」の文字がモチーフですか?

そうです、八百屋にかけて「旬なものを」という意味もこめています。

YAOYAのロゴ

最初はデザイナーではなく、スタイリストとして働かれていたのですか?

高校を卒業してしばらくは何がしたいのかがぼんやりとしていたのですが、20歳くらいのときに好きなことをやろうと思い、元々洋服が好きだったので、ファッション関連の専門学校に通い始めました。

最初はデザイナー志望で入学したのですが、いろいろと学んでいくうちに、デザイナー目線よりスタイリスト目線で洋服を作る方が向いていると思ったんです。

その学校の研修でフランスへ行ったのですが、そこでたくさんの刺激を受け、「自分もここで戦いたい」と思い、その専門学校を卒業してすぐにフランスへスタイリストとして渡仏しました。

スタイリストの勉強とは、具体的にどういったことを学ばれるのでしょう?

今よく耳にする、その人に似合った色や、骨格によって似合う洋服を見極める練習や、要望だけを聞いて1人で衣装を探しに行き、その人に似合う衣装を準備できるかなど、実践的なことを中心に学びました。

すごく難しそうです(笑)

今でも難しいと感じることは多いですね。
もう好きにしてと言われた方が楽なのですが(笑)
やはり好みなどもあるので、そういった要望に応えつつ、その人に似合うスタイリングを見極めるのは楽しいですね。

YAOYAさんの靴のディスプレイ

今はスタイリスト兼お洋服を作るデザイナーでもあられますが、お一人で一貫してされているのは珍しいのではないですか?

そうですね。
「洋服が作れます」「スタイリングもやったことあります」という程度ではなく、僕の場合は生地を選ぶところから写真に収めるまでの全てを一貫して1人でやっています。
そんな人はなかなかいないんじゃないかなと思いますね。

デザイナーとして、スタイリストとして、お洋服を作る際の目線についてそれぞれの違いとはなんでしょうか?

デザイナーはデザインありきですよね。
ファッション業界では、世界中から「今年はこの色が流行る」などの発信されたトレンドをハイブランドと言われる層が取り入れ、その次のブランドが取り入れ、その次、その次と、皆さんに実際に洋服を手にとってもらうまでにいろいろな段階があります。

僕の場合はそれらを全部取り払い、「この人に似合う洋服」を作る、スタイリングするという感じでしょうか。

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