四季通り商店街

Aqua Nail「ネイルアートの魅力は芸術を持ち歩けること」

Aqua Nailさんの「これから」

AquaNailの店内

未来のことはあまり縛らないとのことでしたが、現時点では、将来的にどんなサロンにしていきたいと考えていますか?

お客様と一緒に歳を重ねていきたいという想いがあります。例えば美容室だと、20代のころから来てくれているお客様が60代になっても来てくれる…なんてことがあるじゃないですか。でもネイルは、年齢層がだいたい20〜40代に偏っているのが現状。結婚を期にネイルをやめてしまう方も多いんですね。うちのお客様は、人生の深い話をする方も多いから、できればそんな関係を大切にしながら、一緒に歳を重ねていけたらいいなって思っています。

新しいお客様も受け入れつつ、今いるお客様との関係も大切にしていきたいという感じでしょうか。

そうですね。常連のお客様は特別な存在ですが、新しいお客様は、経験値を高めてくれますし、もっと技術を上げていくためにも大切です。私たちが人見知りなので「気軽においでよ」とは言えませんが、決して敷居が低いとはいえない私たちのサロンを選んで来てくださるお客様に対して、しっかりと準備をして迎えたいという気持ちはありますね。

この街の展望についても聞かせてください。こうなってほしいとか、思い描く街のイメージはありますか?

どんどんおしゃれな街になっていくのだとは思うのですが、そんな中で、従来の気取らず気軽に立ち寄れる宮崎らしさは残っていてほしいと思っています。

それでは最後になりますが、miyoさんにとってのネイルの魅力とは何でしょうか?ぜひ聞かせてください。

一言で表すなら“芸術を持ち歩けるところ”でしょうか。

色の持つ力ってすごいと思うんです。例えばピンクは、見た人を幸せな気持ちにさせる色。だから私は、毎週月曜日は「ピンクの日」と決めてコーデもピンクのものを選んでいます。月曜日は憂鬱な人が多いから。制服をピンクにしているのにも、そんな意味があります。心が落ち着くのは緑、やる気や自信が欲しいときには赤など、そういった色の力を芸術に乗せて、生活の中に持ち込めるところがネイルの魅力だと思っています。

街ぐる取材班 編集後記

三木 ひろみ

ライター
三木 ひろみ

「未来に縛りを作らない」「自分たちのやりたいことをやりたいときにやる」そんなスタイルで、心をフレキシブルに保つことを大切にしているmiyoさんとoshiさん。ネイルに関しては、自分たちにしか出せない色やデザイン、技術を意識されているのが印象的でした。

人見知りだとたびたびおっしゃっていましたが、お話を聞いていると「ネイルに思い入れがある方の気持ちはしっかりと受け止めたい」、そんな懐の深さも感じられます。素敵なお二人の今後の活躍が楽しみです!

同じ商店街のお店