四季通り商店街

BOOZA「食事を含めた生活のための生活を、もっと深く考えていきたい」

BOOZAさんの「お客様と料理への想い」

Instagramを拝見しましたが、農家の方や工務店の方との交流を積極的にされていらっしゃる印象があります

農家さんに関しては、ここ2、3年の間に県外から移住して来られた方が多く、その中でとても質のいいお野菜を作られる方とのご縁があり、仕入れさせていただいています。

「この農家さんの作るこの食材を使おう」と決めるとき、大事にされていることはありますか

露地栽培ろじさいばいで作られるお野菜を中心に、旬のものを選ぶようにしています。

その時期にできる旬のお野菜は、体も求めているものだったりするんですよ。
例えば、夏だったらきゅうりやトマトなど、水分を多く含むお野菜が食べたくなる方が多いと思いますが、しかし冬になると、夏が旬のお野菜はあまり食べなかったりしますよね。

※露地栽培:ハウスなどの施設を使わず、屋外の畑で自然に近い状態で栽培する方法

たしかにそうですね。冬に夏のお野菜を食べたいと思うことは少ないかもしれません。

旬のお野菜を使うので、当店では月ごとにメニューを変えます。
月によって、入荷するお野菜が違いますからね。

お野菜にとてもこだわりがあるんですね!

実は、このお店をする前に1年間、農家で働いていたことがあるんです。
そこは露地栽培で有機JASマーク、いわゆるオーガニックのお野菜を作られる農家さんだったんです。
畑での作業や、出荷のための袋詰めなどもさせていただきましたが、とても大変な作業なんですよね。
そうやって宮崎で採れる、手をかけて作られた旬のお野菜を、お客様にも食べていただきたいと思っています。

※有機JASマーク:農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本とし、自然界の力で生産された食品のこと

メニューは、スタッフのみなさんで考えられるんですか?

そうです。
スタッフみんなで「このメニューいいですね」「この料理をつくりたい」など話し合いながら、料理を考案します。

そうなると常連のお客様もBOOZAさんへ食事に来るのが楽しみになりそうですね!夜のメニューも変えられるんですか?

夜はアラカルトなので、かなりの頻度でメニューを変えています。

※アラカルト:メニュー表から自由に選ぶことができる一品料理のこと

店先にあるメニュー表の写真

BOOZAさんのファンの中には、ファン歴が長い方も多そうですね

宮崎駅前商店街(あみーろーど)でお店をオープンしてから今年(2022年8月時点)で8年目になりました。
お店の場所が変わって、お客様の流れも少し変わってきましたが、長く応援してくださる方も多いです。

移転前と移転後で、「ここが変わったな」と感じることはありますか?

来てくださるお客様の層が変わりましたね。
特に若い方が多く来てくださるようになりました。

他にも県外から来られた方や、当店を知らない方も「なんか美味しそうなお店があるから」と気軽に入っていただけるようになったので、それがとても嬉しいです。

四季通り商店街に移転されたのは、何かきっかけがあったのでしょうか

以前のお店は約7坪と狭いお店でした。
新型コロナウイルス感染症が感染拡大し始めると、席に充分な距離が確保できなくなり、だんだんとお弁当屋さんのようになってしまったんです。

そうなると、自分がやりたかったことからずれてきていると感じることが多くなりました。
カウンター席でお客様が美味しそうに料理を食べている表情が見られていたときに戻りたいという思いはあったのですが、それを実現するには難しい状況でした。

そんな中、四季通り商店街でこの物件を見つけたのがきっかけです。

BOOZA 店内の写真

たしかにお弁当ですと、食べている様子を見ることができませんね

喜んでいただけているという感触もありましたし、お弁当を作ることで勉強になったこともたくさんありました。
それでも、お弁当を購入していただいて終わり、というお客様との関わり方が、私の中ではしっくり来なかったんです。

それに水餃子は時間が経つと食感などが変わってしまうんですよね。
せっかく食べていただくなら、できたての一番おいしい状態で食べていただきたかったんです。

そして、やはり食べているときの表情ですね。
おいしいかな?どうかな?という反応がちゃんと見られることは大事ですし、やり甲斐にも繋がります。

BOOZAの水餃子の写真

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