四季通り商店街

恋史郎コーヒー「カルチャーに刺激を与えるお店でありたい」

恋史郎コーヒーさんの「コーヒーと街への想い」

今後の展望について、どんなお店にしていきたいですか?

職人的な性格が強いんで、コーヒーのクオリティーをあげたい、それしかない、と言ってもいいぐらいです。

今日のコーヒーは完璧だなと思うことはたまにあるんですよ。
焙煎がすごくいいとこまで来てるなっていう日があるので、そこを追求していきたいという思いはあります。
それと、将来的には好きなことというか、趣味が多いので、そういうのを寄せ集めしたお店を作りたいと思ってます。

多趣味でいらっしゃるんですね

サーフィンをずっとやってました。
他に自転車なども好きなので、そういうのを置いておきたいんです。

例えば自転車屋さんだったら、2、3台、面白い感じで組んだ自転車を持ってきてもらって、小物は別に委託で販売できるようにもしているけど、そこからお客様をそのお店に繋ぐとか。

毎月1回そのオーナーさんに来てもらって、展示販売をしながら話も聞けるような。
そういうのがいいなと思いますね。

自転車とコーヒーという組み合わせは意外です!

コーヒーと親和性が高いアクティビティってあるんですよね。
自転車の走り方に、コーヒーライドというものがあるんです。

コーヒーライドというのは、自転車でキャンプに行ってコーヒーを飲んだり、自転車でコーヒー屋さんを巡ったりするアクティビティです。

行った先のコーヒー屋で自転車を止めるスペースがちゃんとある場所だったら、自転車に乗る人たちが来やすいお店にもなれるんですよね。

そういうお店を街中でやりたいし、街中にはそういう場所が必要だと思っています。

街中に必要なお店でもあり、場所ですね。

僕にとってこの街が若い時の憧れというのが強いと思うんですけどね。
出身の串間市から宮崎市のこの街に来るのに中学生が頑張って、電車とバス乗り継いで3、4時間くらいかけて来ていたんです。
目的の洋服屋に入って、中学生ですから「めっちゃ高いなこの服」とか思いながら(笑)

でも、やっぱり憧れだったわけですよね。
その場所にお店を作って持っているっていうのはやっぱり重要だと思っています。

今後、この街がどういう風になっていったらいいなっていうのはありますか?

やはりたくさんの人が来てもらうというのは、もちろんなんですよね。
最近だとBOOZAさん(四季通り商店街)が移転されてきて、他のお店も四季通り商店街に来たりと、個性派の人が集まってきてる感覚があります。

それが商業施設とは違うところで、面白い街を築くと思うんですよね。
「あの人から買いたい」「あの人が作ってる、あれがいいんだ」みたいに、そう思われるお店や人の集合体になってくると、面白いな、いい街だなと思うんですよ。

街として光るものがあって、きちっとした何かを出せるような、そういうお店ではありたいなと思います。

恋史郎コーヒー店内写真

街ぐる取材班 編集後記

髙森 涼

ライター
髙森 涼

取材の後、田中さんにお願いして浅煎りのコーヒーを淹れていただきました。
実は浅煎りが苦手だった私でしたが、田中さんがおっしゃったように、事前に知識として酸味の違いを踏まえて飲むと、ちゃんと「浅煎りのコーヒーの美味しさ」に気づけました。

お客様に素材の味を楽しんでもらうため、さまざまな工夫をし、こだわりを持ち、コーヒーという文化を追求し続ける「恋史郎コーヒー」さんへ、皆様もぜひ一度お立ち寄りください。

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