shuchicaさんのイベント「ホリデーシュチカ」
shuchicaさんは「ホリデーシュチカ」というイベントをされているようですが、これは定期的なイベントですか？
年に2回、春は4月・秋は10月に、ここ、ハイカラ通りで開催しています。
どんなイベントでしょうか？
軸となるコンセプトは「大人の文化祭」で、開催ごとにテーマを決めています。今までのテーマを例に挙げると、「change！」。知らなかった自分に出会ったり、何か変化を感じてもらいたいと決めたテーマです。「mederu（愛でる）」は、自分を愛でる、花を愛でる、春を愛でるなど、いろんな愛でるを感じてもらうイメージ。そのほかにも「心の中から温かく」や「あたらしい私を始める」などもありました。
歩行者天国のハイカラ通りで、ショップのお洋服を見たり、ワークショップに参加したり、キッチンカーやマルシェなどを楽しんだりしていただけるイベントです。
イベントを始めようと思ったきっかけは何ですか？
子どもや家族のためではなく「自分が主役」と思ってもらえるような女性たちのイベントをやりたいと、数年前からぼんやりと思い描いていました。そのときから漠然と「shuchicaに来るお客様たちの休日」といったイメージで「ホリデーシュチカ」という名前だけは決まっていたんです。
ハイカラ通りは、昔から第3日曜日だけは歩行者天国になるんですね。実はそれを利用して、10年ほど前は2ヶ月に1回マルシェを開催していたんです。ところが2ヶ月に1回というペースは思いのほか早く、それに間に合わせて段取りをするのがだんだんしんどくなってしまい、次第にフェードアウトしてしまったという経験があります。
その後もハイカラ通りの定期的な歩行者天国はずっと続いているのですが、何もやっていない状況。「ちゃんと費用をかけて交通整備も行っているのにもったいない」という思いが年々募っていました。同時に街の活性化についても考えはじめ、「それなら、考えていたホリデーシュチカをやってみよう！」ということになったんです。
ホリデーシュチカにはどんな方がいらっしゃいますか？
おもにはshuchicaのお客様が多いのですが、通りすがりの方も気になって立ち寄っていただいています。「毎回楽しみにしています」と、わざわざ遠方から来てくださる方もいらっしゃるので、とてもやりがいがあるんです。
毎回決めているテーマ以外にも、カラーテーマみたいなものも設けることがあって、みなさんがそのカラーを身にまとって来場されると、通りがとても華やかになるんですよ。
素敵ですね。「女性が主役」というイベントであっても、お写真を拝見していると結構お子さんの姿も目立ちますね。
そうですね。ママたちに自分が主役で楽しんでもらいたいと企画したものですが、結果的にはお子さんたちにも楽しんでいただいていることが多いです。イベントではキッチンカーなどの出店もありますし、歩行者天国だからベビーカーも使いやすい。お子さんが楽しめると、ママさんたちも気兼ねなく楽しめますもんね。
歩行者天国の有効活用は、街の活性化にもつながりますよね。街（ハイカラ通り）の活性化についても何か思いがありますか？
イベントの開催は、最近街から遠ざかっていた方に足を運んでもらうきっかけになると思うんです。「しばらく来ていない間に街はこんなに素敵になっていたんだな」と知ってもらうきっかけにもなる。
最近は、お客様によってエリア分けがしっかりしてきたなという印象があります。例えばお子さんがいる家族連れはイオンショッピングモール、若い方はアミュプラザといった感じです。
そんな中でハイカラ通りは、気持ちにゆとりがあっておしゃれの感度が高い、ハイセンスなお客様が多いと思っています。そんな方々に楽しんで満足いただけるような、そんなエリアにしたいという思いがありますね。“感度の高いおしゃれな大人が集うエリア”といった感じでしょうか。
今、ハイカラ通りにとても魅力を感じているんです。ショップの場所をハイカラ通りに選んだもともとの理由は、建物が家族の物件だったからというものでした。でもたとえそうではなかったとしても、今ならやはり、ハイカラ通りを選ぶと思います。
