四季通り商店街

BOOGIE’S「気軽に立ち寄ってもらえる居心地の良い空間を目指したい」

BOOGIE’Sさんと「四季通り」

街とのつながりも教えていただきたいのですが、四季通りに店舗を構えたきっかけを教えてください

飲食店と古着屋を一緒にしたかったので、2フロアあるテナントを探していました。ちょうどそのタイミングでこの店舗の2階と3階に空きがあったので、ここにオープンすると決めました

オープン当初と今では街の雰囲気に違いはありますか?

7年前と比べると、すごく賑やかになった印象ですね。当時は近辺がシャッター街で、飲食店もほとんどありませんでした。そこから少しずつ店舗も増え、特に駅前にアミュプラザがオープンしてからは人通りが一気に増えました。新しい店舗さんも次々にオープンして、2階の窓から街並みを眺めていると、本当に人の流れが変わったと感じます。コロナ禍のときを思い出すと、最近の活気のある雰囲気がとてもうれしいですね。どの店舗さんも大変な思いをしましたが、少しずつ以前のような日常が戻ってきているなと感じます。

お客様の年齢層に変化はありますか?

そこは大きな変化は感じないです。四季通りをはじめこのエリアの特徴でもあるのですが、お客様の年齢層がとても幅広く、BOOGIE’Sにも若い世代や学生はもちろん、家族連れから外国の方、シニア世代まで幅広くご来店いただいています。老舗の店舗さんや比較的新しい店舗さんまでバラエティに富んでいて、どんな世代でも訪れやすいのはこの街の魅力ではないでしょうか。

これからもたくさんの人が足を運んで、絶えず賑わうような街になっていけるといいですね。

BOOGIE’Sさんの「これから」

最後に、これからの展望ややってみたいことはありますか?

目指すのは“街の定食屋”のような存在です。誰でも気軽に足を運んで、ぷらっと立ち寄ってハンバーガーや古着を楽しめるような、そんなお店にしていけたらと思っています。ここに来て、ハンバーガーを食べながらちょっとひと息入れてもらえる場所になるといいですね。

今考えているのは、通常のメニューより量を減らした安価なラインナップを作ってみようと検討しています。BOOGIE’Sのメニューはボリューミーで、ハンバーガーにポテトとドリンクがセットになった金額で提供していますが、もう少し安価な価格帯のメニューがあれば、もっと気軽に訪れてもらえるようになるのではと考えています。

どうしてもグルメバーガーはファストフード店のような価格帯ではないので、敷居が高く感じるお客様もいらっしゃるようです。安価なメニューがあれば、学生さんや、これまでグルメバーガーになじみがないお客様にもBOOGIE’Sのハンバーガーを食べるきっかけになるといいなと思っています。

時代の流れでいろいろなものが値上がりしていますが、だからといってお客様に負担を強いるのはやっぱり心苦しいです。それならグランドメニューとは別に、サイズは小さめで安価に食べていただけるラインナップを作っていければと思っています。

街ぐる取材班 編集後記

後藤孝明

ライター
後藤孝明

インタビュー中に「凝り性な性格で、ついついこだわってしまうんですよ(笑)」と語ってくれた田中さんですが、その根っこにはお客様においしいハンバーガーを提供したい、居心地のよい空間を作りたいという想いが隠れているように感じました。

愛されるお店の秘訣は、そんな「当たり前」を大切にする姿勢にあるのかもしれません。

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